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2×4(ツーバイフォー)工法って、どんな工法なの?

こんにちは!
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

2×4(ツーバイフォー)工法」は、木造住宅の一種ですが、木造軸組工法とは、まるで違う工法です。
今回は、2×4工法がどんなものか。耐震性や耐火性などの性能も含めて、ご説明しますね!

2×4(ツーバイフォー)工法とはどんな仕組み?

2×4(ツーバイフォー)工法というのは、アメリカ、カナダ生まれの工法で、1974年に日本で導入されました。

木造軸組工法は、柱や梁などの「」によって建物を組み上げますが、2×4工法は、壁と床、天井などの「」によって組み上げます。
このことから別名「枠組壁工法」とも呼ばれています。

2×4工法の工程では、まず基礎の上に床根太を一定の間隔で並べ、構造用の合板を張って床を設置します。
その上に、断面が2インチ(約38ミリ) × 4インチ(約89ミリ)の角材で枠を組み、壁となる構造用合板を打ちつけて組み上げていきます。
この角材のサイズが2×4工法の由来となっているわけです。

アメリカ開拓時代に、技術者と資材が不足している中でも、効率的に数多くの家屋を建築できるよう開発された工法で、工期が短いことが特徴的。
木造軸組工法が90日~150日くらいとすると、2×4工法は80日~120日程度です。
工期が短いと、その分、人件費が抑えられるメリットがあります。

輸入住宅の代表的な工法とも言えるもので、現在では個人住宅の約1割がこの2×4工法を用いています。

2×4(ツーバイフォー)工法の耐震性

構造用合板を6面体の箱のように組み合わせるので、地震があったときも建物全体でバランスよく力を分散することができ、その高い耐震性には定評があります。

2×4工法の特徴として、構造用合板を打ち付ける際に、2×4専用の釘をとにかく大量に使います。
35坪くらいの住宅なら、使う釘の数は5万本くらい。木造軸組工法の約4倍の数です!
2×4工法の強い耐震性を活かすには、釘の数と強度も重要な要素となります。
建築現場に見学に行った際は、釘がちゃんと一定間隔で整列して打たれているか確認すると良いです。

また2×4工法は、木造軸組工法に比べて建築基準法上の規制が厳しく、壁の量や配置について細かく決められています。
例えば、窓などの開口部の幅は壁の長さの4分の3以下にしなさいとか、部屋の1区画の壁の長さは12m以下でないとダメだとか。
これら規制を守ることで、2×4工法の耐震性を活かせるわけですが、反面、設計自由度が奪われることになります。

2×4(ツーバイフォー)工法の耐火性

2×4工法は、耐火性にも優れた工法だと言えます。
木という素材そのものが燃えにくい性質をもちますが、2×4工法の特徴として、壁内にある構造合板を打ち付けた枠組材がファイヤーストップ材の役割を果たしてくれます。
火は下から上へとあがっていきます。壁内で枠組材が空気の流れを遮断することで、燃え広がりを防ぐ効果が期待できるのです。
そういった理由から、2×4工法の火災保険料率は、木造軸組工法に比べて低くなっています。

2×4(ツーバイフォー)工法の気密性・断熱性

北米という寒い地域で生まれた工法だけあって、2×4工法は、気密性・断熱性が高いのも特徴的。
高気密・高断熱の家は、エネルギーの流出入を抑えるので、冷暖房費が安く抑えられるメリットがあります。

ただ、これがデメリットとして働くこともあります。
それは、建物が構造用合板で覆い尽くされているため、空気の逃げ場がなく、壁内結露が発生しやすいという点。
壁内に溜まった水分は、断熱材を腐食させる原因となり、住宅の耐久性を落としてしまうことに繋がります。
建築するハウスメーカーや工務店がどのような換気対策をとっているかは、注目すべきポイントになります。

2×4(ツーバイフォー)工法の設計自由度について

2×4工法は、木造軸組工法と比べて設計上の制約の多い工法と言えます。

前述したように、2×4工法は、構造用合板で6面体をつくって建物を支える「面」の構造であるため、自由に壁の数を減らすことができません。
窓やドアといった開口部も、思った位置にとれない可能性もあるので注意が必要です。
デザインに富んだ、個性的な設計をお好みなら、制約の多さにヤキモキするかもしれませんね…。
ただ、住宅はシンプルな間取りこそ強度は強くなります。

また、2×4工法は木造軸組工法に比べると増改築しにくいのもデメリット。
理由は先ほどと同じで、撤去できる壁とできない壁があり、間取りを自由に改変するのが難しいのです。

2×4(ツーバイフォー)工法の建築時の問題点

建築時の雨は2×4工法にとっては大敵となります。
木造軸組工法の場合は、屋根まで早い段階で組み上げてしまいますが、2×4工法の場合は、1階→2階→屋根と下から上へと組み上げていきます。
日本は雨の多い国なので、建築途中で雨にあうと、構造用合板に水が溜まり、カビの原因となったり、強度に影響がでたりします。

これを防ぐには、出来上がった部分をしっかり養生シートで覆うなど、現場管理が行き届いているかがポイントになります。
ハウスメーカーや工務店と契約する前に、建築現場の管理状況をよく確認しておく事をオススメします。

2×4(ツーバイフォー)工法を採用するハウスメーカー

2×4工法を採用するハウスメーカーをいくつか列挙します!

スウェーデンハウス
住友不動産
東急ホームズ
三井ホーム
三菱地所ホーム

まとめ

2×4工法は壁と床、天井の「面」で組み上げる工法で、耐震性・耐火性・気密性・断熱性がいずれも高い。
ただし、自由に壁を減らせないので、設計自由度では軸組工法に劣る。

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