日当たりの悪い70点の土地であっても、間取りしだいで足らずの30点をうめることは十分に可能!この記事では、明るい家になるための間取りの工夫5選をお届けします。



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こんにちは!
ハウスメーカー、今不動産特化FPカルタです!

カルタ

住宅密集地で日当たりがわるい!

都市部では特に多い、土地の悩みですね。

日当たり

 

でも、間取りに工夫しだいでは、日当たりの悪さの問題なんて、どうとでもなります!

なんの工夫もせず、家を建ててしまうと大問題。

人間は日の光で生活リズムを整えますから、健康面での悪影響もありますし、じめじめした環境は、家にカビを発生させる原因にもなります。

そこで今回は、“日当たりが悪い土地でも、明るい家になる間取りの工夫5選”をお届けします!

それでは、まいりましょう!

①吹き抜け×ハイサイドライトで室内に光をとりこむ!

1階から2階へと突き抜けた吹き抜けは、住宅密集地の狭い土地に建てる家でも、広々とした空間を演出してくれます。

そしてこの吹き抜けにハイサイドライト(壁の高い位置にある窓)を組み合わせれば、まさに最強の採光システムに!

吹き抜け
出典:Happy-Note.com

ハイサイドライトからの光は、壁に反射して全体をつつみこむような、やわらかなものになります。

天井まで届くような大きな窓にして、空を眺められるリビングにするのも素敵ですね!

ただ、次の点には注意しておきましょう。


  • 隣家が近いと家の中がまるみえになるかも
  • ハイサイドライトは掃除が難しい

ハイサイドライトの掃除用にキャットウォークという吹き抜けの通路を設置する方法もあります。
でもコストがかかりますし、小さな子供が入りたがって危険かも…。

②背の高い窓を使うだけで、採光性はぐんとアップ!

天井高にもよりますが、標準より背の高い窓を使うだけでも、採光性は格段にアップします。

掃き出し窓出典:エコガラス

間取りに大きな変更を加える必要がないので、かんたんに採光性を高められるのが大きなメリットですね。

リビングから外へ出られる「掃き出し窓」の標準的な高さは、1830mm2030mmです。

標準より高くなってくると、特寸品としてコストが跳ね上がることもありますが、サッシメーカーによっては、商品として標準規格になっていることもあります。

たとえば、三協アルミの「大開口サッシ ビューアート」では、2430mmまでが標準規格になっていますね。
特寸では2700mmまでいけるようです。

三協アルミ

ただ、窓を高くしたら次のようなデメリットもあります。


  • 直射日光を防ぐ庇(ひさし)もつける必要がある
  • カーテンも特注品となってコストがかかる

標準の窓でも、立ち上がりを200mm程度上げて窓の位置を高くする手もあります。
コストは抑えられますが、跨がないといけないので、ちょっと危険かもしれません。

③天窓からの採光量は壁窓の3倍!

建築基準法上、天窓からの採光量は、壁窓の3倍で計算されます。

天窓
出典:住宅デザイン

天窓とは、屋根に設置した窓のこと。
多くの光をとりこみながらも、外からの視線にさらされることがありません。

部屋でベッドに寝ころびながら、雲のながれや夜空の月を眺めたりできるのは、贅沢な楽しみ方かもしれませんね!

ただ注意すべき点もあります。


  • 直射日光が入りやすい方角は光が強すぎることも…
  • 天井の壁がない分、断熱性は落ちてしまう



天窓は切妻屋根や片流れ屋根で設置することが多いです。
外観にも影響してくるので、くわしくは、外観は屋根の種類で大違い!注文住宅を新築するとき、どんな屋根にする?の記事も参考にしてくださいね!

④ハイサイド×ローサイドライトでプライバシーを守りつつ採光!

特に隣家に挟まれた土地で採用したいのが、ハイサイドライトローサイドライト(壁の低い位置にある窓)の組み合わせ!

ハイサイドライトとローサイドライト
出典:japan architects

隣家からの視界を遮りつつも、十分な採光量が確保できます。

そして直射日光がはいりにくい分、やわらかな光のイメージになります。

ハイサイドライトとローサイドライトと間を収納スペースにするのも◎。

和室にローサイドライトを設置して、そこから小さな坪庭が見えるようにするのもいいですね!
ごろんと畳に寝ころんで、手作りの小さな世界を愛でる…贅沢な楽しみです。

⑤コの字間取りで中庭から光をいれる!

住宅密集地や細長い土地などで採用したいのが、コの字間取りで中心に中庭を設けること!

コの字間取り出典:株式会社テラジマアーキテクツ

中庭に向けて窓を設置すれば、そこに面した全部屋に光が届きます。

京都の町屋にみられるつくりですね。

それほど大きくなく、1坪くらいでもOK!
窓が中庭を向いているので、隣家の視線を気にすることもありません。

中庭を子供の遊ぶスペースにしてもよし、木を植えて景観を良くするもよし!

注意点としては、凹凸があると建築コストが高くなること。
家を安く建てる方法!10%カットはあたりまえの5つのコツでくわしく説明しています!

まとめ

いかがだったでしょうか?

日当たりの悪い土地でも、間取りの工夫しだいで問題なく光をとりこむことができます。

今回ご紹介したのは、次の5つでした。


  • 吹き抜け×ハイサイドライトを採用
  • 背の高い窓を採用
  • 天窓を設置
  • ハイサイドライト×ローサイドライトを採用
  • コの字間取りを採用


100点満点の理想的な土地というのは、なかなか無いもの。

土地が70点だったとしても、家の間取りで残り30点をうめることは十分に可能です!